いのさんのブログ: ☆独り言☆　やっちまったか・・ ..

皆さん、こんばんは。

数日前に発覚した、北海道警による速度取締りの不正事案。

徐々に明らかになっていく上で興味深い点も多々あります。

車載式のレーザー式車両速度計測装置ＬＳＭ−１００の運用は、現時点では
計測装置を搭載したパトカーが停車状態で、走行中の車両の速度を計測すると言う、
従来のレーダー（電波）式と同様の測定方法でした。

ただ、このＬＳＭ−１００は、走行間測定も可能で、相対速度に自車速度を加減算して
速度を算出することも可能で、その気になれば、追尾しながらや、すれ違いざまに
計測する事も出来ます。

今回の手口は、パトカーが対象を追い上げ中に、路側帯の電柱にレーザーを照射し
速度を捏造したとの事。
そうなると、レーザーの照射対象は任意で選べるのか？？と、疑問点。
確かに、似た様な工業用のレーザースキャンユニットの走査範囲は角度で７０〜９０度、
距離は２・３００ｍ先までなので、可能と言えば可能ですが熟練者ですね。

で、このＬＳＭ−１００の特徴に、ビデオカメラが取り締まりの状況を録画しているようで、
いざと言う時の証拠用としての機能が、今回は墓穴を掘る事になったようです。

取り締まり方法に問題が有るのですが、逆に、その時のパトカーが速度違反をした証拠にも
なるわけで、その点についての報道が無いのは寂しい限り。
今回、餌食になったドライバーの方々の違反は、すべてそっくりそのままパトカーの
運転手の違反になりますので、全部回してやって下さいな。

今後は走行中の測定（ＴＫＫはこれで特許も取ったのにねぇ・・・苦笑）は出来ないように
改修される見込みで、それまでは、ＬＳＭ−１００での取り締まりは自粛中のようです。

今回の件で一番重要なのは、速度取締りにおける追尾式などは警察官による測定速度は
さじ加減で何とでもなると言う事が、おおっぴらにされてしまった訳ですね。

”２９ｋｍ／ｈで止めておいたで”とか、二人がかりで”一旦停止してなかっただろ！”と
畳み掛けてきたので自車のドラレコ画像を見せたら、”あ、止まってますね、まぁ、お気をつけて！”
なんて、良く聞く話です。

ただでさえ、おまわりさんの不祥事が多い中、職務に関する不祥事だけは気をつけて
頂きたい物です。

ではでは。

by いのさん ¦ 23:07, Friday, Oct 16, 2020 ¦ 固定リンク ¦ 携帯

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