2020年 2月22日
皆さん、こんにちは。
今日はS660にリジカラを付けました。
早速作業開始です!
フロントはモノコックボディにAアームが直接マウントされてまして、まずは
前よりのF−1部。
感覚的には最近FF車のリアに多い固定軸タイプと同じ要領です。
Aアーム後方は・・・・・
写真はロアアームをボディとガゼットプレートで挟む構造ですが、撮影上
ガゼットプレートは省略してます。
F−2部はロアアームの正確な位置出しがメインですね。
この2点はグリス塗布後に仮締めし、接地後に本締めします。
さて、後方は一般的なサブフレームタイプです。
片側2箇所づつで、リジカラを用意します。
仮合わせ〜
各部をグリスアップ後にメンバーを持ち上げ、本締めします。
さて、次はS660ならではの箇所で、トーコントロールアームのメンバー側の
付け根が、メンバーとは別部品のブラケットになっていて、その間に
リジカラを入れます。
リジカラを用意して
仮合わせ〜
こんな感じで6箇所(内2箇所は高さ調整用のワッシャー形状)にリジカラを入れます。
S660用のリジカラの初期モデルにはトーコントロールアームブラケット部の
リジカラは設定が無く、後日追加された時に、初期モデルを付けたお客さんに
追加分を取り付け試走したときには、ココだけでこれだけ変わるか!と
驚いたものです。
アルミの削り出し面同士でも、実際には微小な動きが有ると言う事ですが、
これが鋼板のプレス同士なら、もっと動きが大きくなりますよね。
さてさて、各部をグリスアップし本締めして、ステアリングセンター・フロントトーを
調整して試走です!
取り付け前の試走時は乾燥路面でしたが、取り付け後は雨天・・・・。
それでも取り付け前は車高調のせいか、全般的に落ち着きが無く、ステアリングの
切った感じもセンター付近は緩いかな?と思えば急に切れる感じで、少し
おっかない感じでした。
速度が上がってもちょっと緊張感を強いられるのがS660にしては珍しいパターンです。
リジカラ取り付け後は車庫調のセッティングと思われていた突き上げ感も
角が取れたように良くなり、ステアリングもセンターで座り、ステアリングを切った
感じも操舵感は一定でリニアに反応するようになりました。
因みに、当初のステアリングの落ち着きの無さは、車高調を入れられた時に
アライメントをとっていなかった様で、フロントトーだけでも40分アウトでした。爆
今回はフロントトーのみ調整しましたが、ピロアッパーも入っている事も有るので、
後日、リジカラの馴染みが出てから、4輪アライメントを取る事になりました。
では。 |
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