2017年 5月22日
皆さん、こんにちは。
今日はS660にリジカラの取り付けです。
さて、早速作業開始です!
S660のフロントはサブフレーム構造ではなく、ボディにサスアームが直付けに
なりまして、Aアームの前よりF−1部です。
ボルトのフランジ部が均一に当たってないのが良く分りますね。
リジカラを用意して・・・・
リジカラ装着で、ボルト(サスペンションブッシュ)のセンター出しも兼ねます。
FF車に多いリアサスのトレーリングアーム(固定軸)のリジカラと同じ感覚ですね。
さて、Aアーム後方のF−2部です。
ガゼットプレートは外した状態です。
リジカラを用意して・・・・
こちらもF−1部同様に、サスペンションブッシュのセンター出しも兼ねます。
同じ場所を上から
アライメントより先に、サスアームの取り付け部を正確に取り付ける方が
効果は大きそうですよね。
構造的にフロントトーの調整しか出来ないので、フレームまで逝ってない状態で
キャスターなどのずれが有る場合は、まずリジカラでサスアームの正確な位置出しを
した方が良い場合も有りそうですね。
さて、リアに移ります。
まずはサブフレームを固定するR−1・2部です。
前後とも同様の形状です。
リジカラを用意して・・・・
仮合わせします。
各部をグリスアップ後、ミッションジャッキでメンバーを持ち上げ、各ボルトを
トルクレンチで締めます。
次にサブフレームに固定されているトーコントロールアームブラケットを
下げます。
このセクションは、初期のリジカラには設定が無く、後から追加された
パートです。
さて、後方計4箇所のR−4・5部です。
4も5も共通ですね。
さて、リジカラを用意して・・・・
仮合わせをします。
さて、このブラケットの前よりのR−3部は穴径は大きくないので、他の部分と
高さを合わせる為も兼ねたワッシャー形状のリジカラになります。
仮合わせ後は、各部のグリスアップをしてから均等に締め上げます。
最後に、1G状態でフロントのロアアーム部を締めて、ステアリングセンターと
トーを合わせ、いざ試乗!
オープンカーを楽しみたいと買っては見たものの、乗り心地が悪く、
遠出とかがしんどいと言われるオーナーさん。
確かに乗ってみると、M/T車の時は運転に集中してあまり気にならなかったのですが、
この車はCVTで運転するのに余裕があり、その分、乗り心地の悪さが
気になって仕方ない・・・と言うか、腰痛持ちの自分は腰が悲鳴を上げそう・・・。
それに、アイドリングストップからの再始動時の派手な音と振動・・・・。
気軽に楽しむと言うより、走りの車に乗るぞ!と気合を入れないと大変ですね・・・。
さて、リジカラ取付後ですが、砂利道みたいな細かな凸凹では
今までがサスが殆ど動かず、直接振動が伝わってきた感じでしたが、
ちょっとした入力でもサスが動くようになった感じで、乗り心地が
角が取れたようになりました。
アイドリングストップからの再始動も、賑やかな感じは減り、全体的に
走りの質感が、20代のやんちゃから、40代の大人になったような
雰囲気です。(分りにくい例えやな・・・・・苦笑)
腰にも負担がかからないし、ようやく価格相応の乗り味に変わったと思います。
さて、オーナーさんの反応が楽しみです。
では。 |
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