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2015年 6月22日
皆さん、こんにちは。
今日はS660にリジカラの取り付けです♪
ノーマル状態でもかなりの完成度の高いS660ですが、どう変わるか!?
・・・と、その前に取り付けですね。笑
S660はフロントサスアームがボディに直付けでメンバーがありません。
そこでロアアームの付け根の状態を変えてやる為のリジカラになります。
まずはAアームの前よりのF−1部です。
ボルトのフランジ部が均一に当たっていないのが分かりますね。
リジカラを用意して・・・
ここF−1部はサスペンションの動く方向の中心軸にボルトが通る構造で、
FF等の一般的なリアのトレーディングアーム(固定軸)タイプと
同じ発想と思われます。
リジカラをセットして・・・
そう言う訳で、ココは最終的に1G掛けた状態で締め付けます。
さて、Aアーム後方のF−2部です。
下のブラケットを外した状態ですが、ブッシュ中央の金属パイプの
隙間ですが、ココが動けば走行中のアライメント変化が容易に起こることが
想像つきますね。
リジカラを用意して・・・・
微動だにしないように下から上からリジカラで挟み込んで締め付けます。
さて、リアに移動して・・・・
国産車ではV37スカイラインやKB1レジェンド等と、一部高級車でしか
中々お目にかかれないコストの掛かるアルミモノブロックタイプの
サブメンバーを採用しています。
コレを軽四に採用するとはホンダの本気度が伝わってきますね!
で、作業再開!!
リアは4点留めですべて同じようにリジカラを取り付けます。
リジカラを下から上から、
普通、国産・輸入車問わずアルミモノブロックタイプのサブメンバーのときは
ちょっとした誤差でリジカラが入らなくなる事を防ぐために、比較的
余裕ある寸法で設計されているのですが、S660用は結構ギリギリの寸法で
作られています。
サブメンバーやボディ各部の取り付け寸法の公差が、一般的な車に比べて
殆ど無いことの証でしょうか?
ちょっと分かり難いのですが、サブメンバーの穴部を覗くと・・・・
こんな所まで研磨してあるよ〜!!
一緒に見ていたお客さんもビックリされてました。
ココを磨いてもあまり意味が無い気がするのですが、ミクロン単位の
精度を追ったんですかね?爆
さて、車自体の作り込みに感心するより、実際に走ってナンボ。
トーとステアリングセンターを調整して実走!
ノーマル状態でもフロントにサブメンバーがない分、ステアリングの
しっかり感は中々のものです。
全般的に完成度の高い車ですが、細かく見ていくと、路面の荒れたところで
ペースを上げるとステアリングが少し落ち着きが無くなったり、フロントが
しっかりしている分、リアの余計な動きが気になってしまいます。
昔のビートに比べれば隔世の感が有りますが、元のレベルが高い分、
(値段もね・・笑)もう少し質感の高さが欲しいものです。
リジカラ装着後はサスペンションの動きが滑らかになり、路面の細かな
凹凸(マンホールの蓋なども含め)を軽く通過できます。
ステアリングもしっかり感が増し、路面状況にかかわらず安定しています。
そのおかげか、スピード感がかなり麻痺したみたい!大汗
これは要・注意ポイントですね。苦笑
ノーマルで少し気になった、フロントに対してワンテンポ遅れるようなリアの
動きが非常にスムーズかつリニアになり、素早いレーンチェンジなどでも
フロントに遅れる事無くスムーズについてきます。
うぅ〜ん、この車、ワインディングならコレだけで十分じゃないか?笑
変に弄るとノーマルのバランスが崩れそうで怖い。
サーキットレベルだと、純正のリアスタビがかなり細いので、これは
変えた方が良さそうなぐらいかな?
後はブレーキを強化して、コンピューターを弄ってパワーアップと
リミッターカットすれば十分楽しそう!
あ、見た目でホイルだけが残念なので、コレは変えたい・・・・。
お客さんの車なのに何を楽しそうに考えているのかね自分は??大笑
ではでは♪
P.S.このリポートは初期ロットのリジカラについてになります。
現行のリジカラはリアピースがさらに追加されています。
この追加ピースについても後日取り付けていますので、コチラをご覧ください。 |
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