2014年 8月30日
皆さん、こんにちは。
今日のタイヤ交換の中で、ピンチカットによる作業がありました。
ピンチカットとは、タイヤ内部のコードが切れる事によって
サイドウォールが膨らむ状態の事を言います。
見た目は・・・・
このような感じで膨らみます。
タイヤの中は・・・・
これはまだ酷くは無いのですが、もっと酷い場合は、ざっくり切れてしまってます。
ただ、このような状態でも内部のコードは切れていますので、
残念ながら交換しか方法はありません。
タイヤのカットサンプルを見ると・・・・
矢印の先のナイロンコードのようなものが切れた状態がピンチカットで、
サイドウォールには薄いナイロンコードだけで形状を保っているので、
ゴムは切れていなくても、ナイロンコードが切れれば、タイヤ側面に
膨らみが生じ、最悪はバーストに繋がります。
ピンチカットの主な原因は、縁石やセンターラインに埋め込んで有る
キャッツアイなどの鋭い段差に、それなりスピードで乗り上げると
縁石などの突起とホイルのリムで、タイヤを挟むとなる事が多いです。
タイヤの接地面は比較的丈夫ですが、側面は乗り心地を確保する為、
結構繊細な作りになっていますので、段差は気をつけましょう。
また、どうしても避けようの無い時は、スピードを少しでも下げ、
事後にサイドウォールの変形が無いか確認をしましょう。
なんか、珍しくタイヤ屋さんのブログっぽくなりましたね。笑
では皆さん、お気をつけて!
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