ボディーコーティング
1.コーティングあれこれ
最近、誰もが耳にするようになったボディコーティング。
数千円〜数万円、はたまた十数万円まで多種多様に有ります。
しかし、なぜこれだけの種類のコーティングが存在して、何が違うのでしょうか?
まず、金額の違いですが、単純にコーティング剤(薬)の違いと施工の手間の違いです。
2.コーティング剤について
一般的に良くあるのが、油脂系のコーティング剤。
簡単に言ってしまえば強力なワックス。
普通のワックスが、1・2ヶ月持つのに対し、3〜6ヶ月持つ物が多いようです。
よく、5年保証というコーティングでも、よく説明を聞くと、1年に1度メンテナンスをしなければならないなど・・・
なぜかと言うと、コーティング剤(強力なワックス)が落ちてしまうから・・・。
結局、油脂系は耐久性が低いので、まめなメンテナンス(有償の場合と無償の場合があるようです。)が必要になります。
現在、当店では無機質系のコーティング剤(通称:ガラス系コーティング)を施工しています。
油脂系に比べ、コーティング剤が落ちにくい(5年保証で、強制的なメンテナンスは必要ありません)、
ボディに付いた汚れに対して化学変化しにくい、油脂系に比べ艶が長持ちする。などなど・・・。
ただ、油脂系に比べて問題が・・・・
3.磨きについて・・・
コーティング剤については先に説明しましたが、問題がひとつ・・・。
油脂系のコーティング剤は塗装面に傷があっても、埋めてしまう事が可能なのですが、
ガラス系のコーティング剤は、コーティング層の厚みが均一になってしまうため、
傷があると、凹みなどが見えてしまいます。尚且つ、コーティング剤も、塗装面がざらざらより、
つるつるな方が、コーティング剤の乗りが良いです。
まるで化粧品みたいですね(笑)。
当店でコーティングの施工をする時は、新車の小型セダンで洗車半日、磨きで約1日、朝から晩までバフで磨きます。
(黒系の色はプラス1日)
新車でも、脱脂シャンプーを使って洗車すると、結構な傷が浮いてきます。
新車のモータープール(よく見るのが、東名の上郷SAを過ぎた辺りにある愛知トヨタのモータープール)
で、ラインオフしたての塗装がまだ柔らかい状態で配車されるまでの間、風雨にさらされ野晒し状態。
当然、その状態では出荷できないので、きつめのワックスで処理するのが一般的のようです。
そういう訳で、新車でも磨きは必須科目、ましてや船便で輸入される外車なんて・・・。
経年車になると更に手間が増え、中には朝から晩まで1週間磨きっぱなしになるときも有るぐらいです。
磨きに手間をかけることによって、新車は新車以上の輝きを(以前、白のエスティマが2台続けて
施工した時のこと、駐車場に止めた完成した車の横に次のお客さんが車を止めて一言、”今納車された
ばかりの自分の車より、横の車の方がめっちゃ綺麗ですね!”これを見て当店スタッフもビックリ!)、
経年車も、新車並みの艶が蘇ります。
ただし、磨きには限度がありますので、あまりに深い傷は先に鈑金された方が良い場合も有ります。
4.アフターケア
ただ、どんな良い(または、硬い)コーティングでも使い方によっては細かな傷がつきますので
気をつけてください。
普段は、水をたっぷりかけ、水を十分に含ませたセーム皮で撫でるように拭き取るだけで
殆どの汚れが落ちます。たまに頑固な汚れがある場合は、専用シャンプーで洗えば殆ど落ちます。
基本的には、ご来店の上で行うメンテナンスはありませんが、鈑金した後や、細かな傷が目立ってきた場合は
再施工される方もお見えになりますが、これはあくまで、任意となっています。
さぁ、煩わしいワックスや、面倒なメンテナンスをするコーティングより、もっと楽で綺麗が長持ちする
ガラス系コーティングを施工してみましょう!
5.お詫び
ここで、一つお詫びが有ります。
折角の自信を持ってお勧め出来るコーティングなのですが、別に案内があるように非常に手間が掛かっております。
よって作業できる台数も限られ、更に冬の間(10月下旬から2月下旬)はコーティング用ピットがスタッドレスタイヤの
倉庫になる為、コーティングが施工できません。
予め納車日や施工希望が有る場合は、早めにお申し出頂くか、お時間に余裕を持って作業をご依頼下さい。
宜しくお願いします。
詳しくは店頭にて!
コーティングの施工例です。